以前使っていたスマートフォンどうしようかな??
バッテリーの劣化や、性能の進歩で数年に一回買い替えのタイミングが来るのが、スマートフォンです。
新しく買い替えたあと、以前のスマートフォンをサブ機として使う方もいれば、一個あれば必要ないからと以前のものを手放される方もいらっしゃいます。
定期的な買い替えが必要となっているスマートフォンですが、基本的にスマートフォンはいくつかの条件さえ問題がなければ手放して売ってしまうことが可能です。
今回はスマートフォンを手放す際の条件、買い取りに出した時の最低条件と買取の高評価につながる条件のご案内をさせていただきますね!
目次
手放す時は下取りや買取などがあります!
スマートフォンを売るときの最低条件
・利用制限とは?確認方法は?
買取査定を高評価にするには?
・端末の買い方によっても変わる
・残価が残っていても問題はない?
・SIMロックがある端末は解除!
・SIMロックの解除法は?
・高評価には端末のアレが重要!
査定の際の重要チェック項目としては…
まとめ
手放す時は下取りや買取などがあります!
スマートフォンを手放す時は、通信キャリアなどでの
下取り・
中古ショップ等での買取・
自力で売却・
破棄の選択肢ががあります。
端末の状態、買取査定価格によって以下のどれかを選んで手放すことになります。
それぞれメリット・デメリットがあるのでご注意ください。
下取りは機種変更時に通信キャリアで下取ってもらう場合と、スマートフォン会社(appleやGoogleなど)で端末購入時に下取ってもらうことが可能です。端末の故障や破損で不可となる場合や、低評価になることもあります。
稀にこの機種なら下取りUPするというキャンペーンもあるようです。
中古ショップ等での買取は、中古買取りショップに持ちこんで端末査定をお願いして買い取ってもらいます。
機種や破損状態等・査定ショップによって価格は変動しますので、少しでも高く売りたい場合はセカンドオピニオンのように複数のショップで査定をお願いすることが必要です。
キレイな箱や未使用の付属品などが揃っていると評価がUPします。
郵送買取などを行っているショップもありますので、遠方であったり身近にショップがないといった場合は、送料はかかってしまいますが郵送での買取も視野に入れてみてもいいと思います。
自力で売却は、ヤフーオークションやメルカリなどを用いて個人が売却することで、基本的には個人同士のやり取りです。
(稀に修理店などが修理パーツを求めて購入者となっている場合もあります)
クレームにならないためには端末の状態提示をキッチリとする事や、初期化手順が適切である必要があり、発送手続きなども自力でとなるため少し面倒に感じるかもしれません。
クレームで多いのはiPhoneの{探す}機能の未解除や、アカウントのサインアウトがされていない、Android端末のおサイフケータイのデーター削除が出来ていない、状態提示より傷が多い…といったケースが多いようです。
破棄は、いろいろな理由によって買取査定価格がつかない場合や、端末の状態が非常に悪くデーターが消せない場合、パスワードが分からずアカウント削除が出来ない場合は破棄するしかなくなってしまいます。
(新しい方の機種であればパーツ取り用のジャンク品としてなら自力で売ることは可能です、ただしデーターが削除出来ていない場合は不正利用される可能性があります)
スマートフォンやタブレットは
リチウムイオンバッテリーを使用しているため、街の燃えないゴミ回収には出せません。
そのため、購入した通信キャリアに持ちこんで代理破棄をしてもらうか、家電量販店や区役所などの小型家電回収BOXで回収してもらい破棄してもらうか、買取・修理等を行っているショップで破棄してもらうかとなります。
破棄するには回収ボックスが一番楽ではありますが、多くの回収ボックスは爆発・引火などの危険性を避けるためにバッテリーを外してからでしか回収してもらえません。
そのため、簡単に取り外せない内蔵電池になっているスマートフォンやタブレット、ノートパソコンなどは分解してバッテリーを外してからでないと回収してもらえないため、まずは修理を行っている修理店などでバッテリーを取り外してもらう必要があります。
スマートフォンを売るときの最低条件
スマートフォンは必要がなくなったら売ることが可能です。
ただし売るためには条件があり、
本体の操作ができ、個人データーが消えている事が確認できる状態
ネットワーク利用制限(通信キャリアでの通信制限)が制限されていない
この2つが最低条件となります。
(↑の写真は動いてはいるものの、見えず操作がができないので条件外となります)
この2つのうち、起動が出来ないもの、データーが残ってしまって消すことが出来ないものはジャンク品という扱いとなり最低評価での買取査定となってしまいます。
ネットワーク利用制限がかかっているものは、購入した端末の支払いが滞っている、通信キャリアでの通信料が未納状態、紛失してしまい保証を使い本体交換した後で紛失していた見つかった端末、中古で利用制限が△のものを購入して使っていたら元々の購入者が支払いを止めてしまったため制限されてしまった、拾得物(そこらに落ちていたもので元々の持ち主が悪用されないように売られないように制限をかけた)や盗難品(盗まれてしまい元々の持ち主が悪用されないように売られないように制限をかけた)で通信キャリアによって制限されている、といった理由で制限が欠けられている場合があるため、ほとんどの買取業者では最悪の場合を考えてネットワーク利用制限が ✕ になっているものを買取しません。
・利用制限とは?確認方法は?
なぜネットワーク利用制限というものがあるというと、通信キャリアで契約・購入後に端末の支払いをせずに使い続けたり、盗難等の犯罪行為等に使用されている、不正な方法で入手された端末、紛失や破損させた体で保証を受けて元の端末をこっそり販売してしまうといった保証違反事件等が多く起こったため、不正防止・犯罪防止の他、絵にネットワーク利用制限システムが導入されました。
ネットワーク利用制限には◯ △ ✕があります。
通信キャリア外で購入した場合は、ネットワーク利用制限がないSIMフリー端末となり、-(ハイフン)になります。
基本に端末の支払い中である場合は△となっており、支払い完了後◯表示に変わるまでに数日~1カ月の日数が必要となる場合があります。
ネットワーク利用制限は、インターネットが繋がるPCかスマートフォンがあれば自力でも確認が可能です!
ネットワーク利用制限は
端末を購入した各キャリアのサイトで確認することが可能で、確認したい端末の設定アプリ内にある
IMEI(15桁の端末番号)が必要となります。
スマートフォンの設定アプリ内にある端末情報などの箇所に
IMEI(15桁の端末番号)があります。
IMEI(15桁の端末番号)を見つけたら、それぞれの通信キャリアのサイト(docomo→
ココ、AU→
ココ、softbank→
ココ)に行き、
IMEI(15桁の端末番号)を入力すると現在のネットワーク利用制限の状態が表示されます。
三大キャリア以外のネットワーク利用制限サイトは{
ネットワーク利用制限 該当キャリア名 確認}で検索していただければ出てきます。
wifiでの通信はできるのにキャリア回線での通信ができなくなった場合は、ネットワーク利用制限の確認を試してみることで本体の故障で繋がらないのかネットワーク通信制限で繋がらないのかの確認が可能です。
ネットワーク利用制限が✕であって、原因が支払い関係の問題である場合は、通信キャリアにて支払うことで解除してもらうことは可能ですが、数ヶ月間の滞納や頻繁に滞納があった場合などは解除が難しくなってしまうこともあるようです。
買取査定を高評価にするには?
・買い方によって買取の価格差が出る?
最近のスマートフォンの買い方として、2年や4年の通信契約をして端末の購入価格の半分を分割支払をし年数が経過後に端末を通信キャリアに返してしまえば残り半分の残金を支払わなくて良いプランであったり、家電量販店やスマートフォン会社から直接端末を購入してSIMカード(電話番号)だけ通信キャリアで契約するといった方法もあります。
前者は、新作端末が発売してすぐに持てて、契約期間後に端末を返却すれば端末を新品で購入するときの半分の価格で使用できます。
ただし、通信キャリアのみで行っている契約方法ですし、その端末を気に入って返却しない場合や、端末の破損がひどい場合は返却が出来ず、残り半分の残金を支払って端末を買い取る必要があるためレンタル品みたいな扱いとなります。
そのため、契約期間終了時に手元に残すということにして残金を支払えば、先に手放してしまっても問題はなかったりします。(通信キャリアとしてはホントはダメなのかもしれませんが…)
後者は購入箇所は色々あり、購入店によってはポイントが付いたり特典があったりしますが、wifi以外の電話等の通信をするためには通信キャリでSImカードの契約を別途する必要があります。
(LINEなどは電話番号1個につき1アカウントで本人確認認証する必要があるため、通信キャリアのSIMカードが必要となります)
こちらは完全に購入した形となるため、いつどのような形で手放してしまっても問題はありません。
買取時の査定評価としては、SIMフリー端末 > 利用制限◯ > 利用制限△ の順にはなりますが、機種や購入通信キャリアの種類によっても変動することがあるのでご注意を。
・残価が残っていても問題はない?
まだ端末の支払い中で残価が残っている…
と、いった場合でも端末を買い取りに出すことは可能です。
もちろん、残り残価の支払いを払い続けること、◯年後に返却するといった契約の場合は〇年後に手元に残すための残金を払う必要があります。
支払いが滞る場合は通信キャリアより端末の返却を求められたり、ネットワーク利用制限によってキャリア通信を止められてしまいます。
一時的にまとまった額のお金が必要な場合は、新品を毎月分割支払にして購入し、端末自体は中古ショップ等に売るという手段があります(端末の転売をされている方はこの方法が多いです)。
ただし、◯年後返却の契約で購入・販売した場合は◯年後にまとまった額で残金を払う必要が出てくるため、同手段を用いて複数台を購入・販売をしする場合は、〇年後の支払額を想定して計画的に行わないと最終的には自転車操業のようになってしまいますので要注意です。
ネットワーク利用制限で✕出ない限りは買取が可能ですが△と○では査定価格に大きく変動がありますので、残り支払い額を確認してから、下取りや買取の査定額を確認して手放したほうが得になる場合があります。
・SIMロックがある端末は解除!
SIMロックというものは、端末を購入した通信キャリア以外の他社のSIMカード(電話番号・通信回線)が使用できなくさせる機能で、第三者による成りすまし契約や盗難・遺失物横領などの手段によって入手された端末の不正利用を制限することや、不正に入手・売買された端末が別の第三者に転売され、さらなる被害が拡大しない対策のために導入されました。
10年ほど前までは、自分が使用している通信キャリアと同じ通信キャリア販売の端末でないとSIMカード(電話番号・通信回線)が使用できなかった為、中古で端末を買う際は〇〇の機種の〇〇キャリアの端末を…と探すのもとても大変でした。
そのため、いつのまにか通信キャリアが顧客の囲い込みのために…というイメージもありますよね。
そのSIMロック機能もユーザーの利便性向上と各キャリア間の競争の健全化を図るために国の指導によっって2021年9月末に廃止されました。
ですが、それ以前の2021年10月までに通信キャリアによって販売されたスマートフォン・タブレットなど端末にはSIMロックというものがかかっています。
iPhoneでいうと、iPhone12シリーズ・iPhoneSE2まではSIMロックがかかっており自ら解除しなければ端末を購入した通信キャリア以外のSIMカードは使用できません。
iPhone13シリーズ・iPhoneSE3からはSIMロックというものが解除された状態で販売されているため、解除手続きをしなくてもどの通信キャリアのSIMカードが使用ができるようなっており、SIMロックなしという表示になっています。
買取の際に勘違いしやすいのが、SIMロック(使用できる通信キャリア)と、ネットワーク利用制限(端末の支払い・利用状態)ですが、全く別なのでご注意を!
・SIMロックの解除法は?
SIMロックの解除は、docomo・AUであれば通信キャリアを乗り換えてしまった後でもアカウントを作れば後から解除することは可能です。
なぜかsoftbankだけは通信契約を解除してしまった後は自力で解除手続きができなくなってしまうので、softbankのSIMロック未解除の物は査定が少し下がってしまいます。
そのため、softbankの端末は通信契約がある間に解除しておくことをおすすめいたします!
SIMロックの解除は {
SIMロック解除 該当キャリア名 確認}で検索していただくとそれぞれのサイトが出てきます、そのサイトに端末の設定アプリ内にある
IMEI(15桁の端末番号)を入力し解除手続きを行って下さい。
サイトでの手続き後に届いたメールのアドレスに飛んだ後、iPhoneは該当キャリア以外のSIMカードを端末に挿入、Androidは該当キャリア以外のSIMカードを挿入後にメールで届いた解除パスワードの入力をすることによって解除が完了します。
ただし、iPhone 6s等の 2015年5月以前発売の古い機種はSIMロック解除自体に対応していないため解除ができません。
・買取高評価にはアレが重要!
車の下取りやお部屋の売却でもよく言われるのが、傷や汚れがなく綺麗で劣化がなく・匂いがなく・清掃で、取扱説明書などの付属品が全部揃っていると評価が上がるため、査定の前に修繕や清掃をすることが重要と言われています。
スマートフォンも同じで、傷・破損の有無、タバコ等の匂い、箱や未使用のケーブルや取説などが揃っているか、バッテリーの最大容量、ネットワーク利用制限(◯、△、✕)等が大きな査定対象となります。
そのため、破損状態での買取査定と、修理出来る箇所の破損であれば修理後の買取査定を確認してから下取り・買取に出すことによって差額で+になることもあります。(ただし機種によっては修理歴が残り評価が下がる場合も…)
(当店でiPhone14発売直後頃にあったことですが、液晶破損で画面がつかないiPhone13miniで破損時査定は3000円で、画面修理後の査定では19000円となり、交換パーツ代を引いても約3000円の+になった方がいらっしゃいました。)
破損状態ではジャンク品となり最低価格となってしまいますが、新しい方の機種であれば修理で多少なりとも買取で+になることもあります。
バッテリーの最大容量はバッテリーの劣化度合いを数値にしているもので、iPhoneであれば%表示、Androidであれば○○%~○○%とざっくり教えてくれます。
この数値が
80%以上であればあるほど高評価に繋がります。
バッテリー最大容量は端末の使用方法や、使用環境でも変動しますので日常的な使い方で%を減らさないように気をつけることが評価に繋がります。
バッテリー交換をしてから買い取りに…と思われますが、実はiPhoneはAppleCareの不正利用をさせないためか、Xs以降の機種からapple以外での交換修理をすると、{知らないパーツを使用}といった表記になってしまいます。
その表示が変わってしまうことで、バッテリーは80%以下でも交換しないで査定に出すほうが評価が高い場合もあります。
査定の際の重要チェック項目としては…
・フレーム・画面・背面・液晶・ボタン・カメラレンズなどに傷や割れ、汚れがないか
・外側カメラ・内側カメラ・FaceIDやTouchID・充電口・ボタン・画面のタッチなどに不調や故障箇所などがないか
・箱や付属品があり、汚れていないか・未使用なのか
・修理履歴がないか (Xs以降の機種は画面やバッテリーなど修理歴が設定プリ内に表示されます)
・本体交換端末歴がないか (本体交換品は基本的に整備済み品なため)
・海外購入端末でないか (appleの修理対応は購入国のみなため)
・バッテリーの最大容量の%が低くないか (80%以上が評価UP)
・ネットワーク利用制限の状態 (◯は高評価、Xは買取不可)
・端末や箱・付属品にタバコなどの匂いがないか (買い取った端末は次に購入して使用する方がいるため)
上記に
+して、
本体ストレージ容量、
(機種によっては)本体カラー、
購入したのが通信キャリアなのかSIMフリーなのか、といった項目が買い取り時の査定に関係してきます。
今現在、傷や破損がある場合はどうしようもありませんが、機種変更後などの綺麗な状態で強化ガラス・コーティングなどの使用や、耐衝撃ケースの使用をすることによって破損リスクは低減できるため、機種変更時などで先手を打って保護をしておくことが将来的な高評価に繋がります!
まとめ
スマートフォンの買取価格は、iPhoneであれば発売から4年の経過、AndroidであればOSの更新都合で発売から2年が経過するとぐっと大きく価格に差が出てきます。
また、新作の情報が出た後や、新作が発売される直前・発売直後、長期連休前(進級進学等での買い替え需要)には大きく価格が変動するため、手放すタイミングを逸すると思ったよりも低い評価となってしまうことも…
購入時の価格よりも低額にならないためには、端末を使用しないのであればなるべく早く手放すこと、傷なく綺麗に使用する事、日常的にバッテリーの劣化を抑えて使用することなどが下取りや買取・販売の際の評価に繋がりますので保護・使用方法の見直しをしてみてはいかがでしょうか。