○○ロック、どうにも出来ない。
使わない端末や、人から頂いてそのままのスマートフォンが家にある。
そんな方が考えるのは中古買取り店への持ち込みだと思います。
が、一つ間違えると…
買取すら出来ない端末になりかねません。
そこで今回は買取が難しくなる「〇〇ロック」について書いていきます。
書いて字のごとく〇〇ロックとは通常使用できない状態
たとえば日本での普及率がダントツなiPhoneで話を始めましょう。
iPhoneには様々なセキュリティ機能が搭載されていますが、その中でも
・パスコードロック(画面ロック)
・アクティベーションロック(Apple IDによる端末保護機能)
この2つはかなり強力です。
しかもパスコードロックに関しては、初期化でなかったことに出来るのですが…
Apple IDにログインしたまま初期化した場合はアクティベーションロックにより保護されます。
つまり、パスコードロック(画面ロック)をなかったことにしてもApple IDにログインしたまま初期化された端末は…
未来永劫使えません
ちなみにこれはiPhoneに限ったことではなく、もう少し柔軟ではありますがAndroidスマホにも
・デバイスプロテクション
というアクティベーションロック同等の機能が搭載されています。
こちらは
デバイスに登録されているGoogleアカウントを消さずにファクトリーリセットをした場合にかかるもので、コチラも一般的な方法で解除することは不可能です。
ただ、回避方法があるとすれば
アクティベーションロックの場合
・Apple IDの所有者に解除してもらう
・忘れたパスワードを指定された方法で再発行する
デバイスプロテクションの場合
・Googleアカウントの所有者にパスワードを入力してもらう
・Googleアカウントに登録されている信頼できるデバイスから解除する
・強引に解除する(コチラは非推奨)
など、かなり苦労すると思います。
なので
「パスワード忘れちゃったけど売れるかな」
「人からもらったけど、売れるかな」
といった場合は、要チェックしないと…買取どころではなくなります。
もちろん「拾ったけど」なんてことは、言語道断、犯罪なのでやめてくださいね。
更にAndroid端末では「おサイフケータイ」に注意
最近では現金レスでお出かけになる方も多いのでは?
売れ筋のスマートフォンにはNFC(おサイフケータイ対応)機能が搭載されている事が条件というお話も少なくありません。
例としてNTTドコモ おサイフケータイ についてのサイトへのリンクを貼っておきますね。
https://www.nttdocomo.co.jp/service/osaifu/
しかし買取の際には、かなり厄介です。
というのもおサイフケータイのデータや使用履歴は…
端末の初期化では行えません
これはiPhoneを除くスマートフォン全ての問題なのですが…
一度、おサイフケータイに登録した決済方法は、本体のメモリーとは別の特殊なセキュアチップに登録されています。
なので、使用している状態から
おサイフケータイに登録されている決済方法を一つ一つ削除していく必要があります。
なお一部のキャリア(DOCOMOやAU)ではおサイフケータイのデータ削除サービスも行っています。
しかしこれもPixelや一部の端末では有効ではありません。
なので念には念を入れて、
まずは初期化の前におサイフケータイのデータ消去から初めてください。
これが残っている場合、買取店の選択肢は大幅に減っていきます。
特に注意なのがSIMフリー版のおサイフケータイ対応機種。
この場合は上記のキャリアでのデータ消去サービスは利用できず、最悪の場合はメーカーに送って対応となります。
もちろん、その分料金も発生するのでトータルで計算するとマイナスになる場合も…
もしも少しでも高く買取価格を引き出すなら、万全の体制で挑まなければなりませんね。
上記以外にも注意点は沢山あります。
コチラ↓の記事も参考にしてみて下さい。
「スマホを売る時に買取りの際に気を付けること」
https://sumaho-kaitori.jp/shinjuku/blog/245/