スマホの買取価格がお店ごとに違う理由

「スマホの買取価格ってなんでお店によって違うの?」





スマホをお持ち込みいただいたお客様からよく頂くご質問です。



スマホの下取り価格は高ければ高いほどいい、という方もいらっしゃれば、値段が高すぎると売ることに抵抗がある、という方もいらっしゃいます。


できるだけシンプルにお答えすると、



価格が違う理由お店によって査定の仕方が違い、また対象となるスマホの市場価値の見方が違うことで値段が変わってくる。



ということです。


きちんとお店として買取をしているところはまず間違いなくスマホのデータを抜き取ったり、悪用したりすることはありません。ですので、表に出せない理由で値段が変わる、ということはありません。その点はご安心いただきたいと思います。


値段の違いを分類すると、以下のような理由に分けられます。




1.お店によって査定の仕方が違う


2.買い取ったスマホの取り扱いによって変わる


3.中古スマホ市場の見方によって変わる






ここではこうした値段の違いにつながる理由について可能な範囲で解説をさせていただきたいと思います。ただこれらはあくまでも一般論になります。

買取店それぞれがよりこだわりの価格設定基準を持っていると思います。それらについてはさすがに情報を得ることは難しいので、その点はご理解ください。



違いその1

買取価格の基本は、お持ち込みいただいたスマホの状態による。



一番大きなポイントは、お店によって査定が一定ではないことがあります。

査定する場所自体はほぼ一緒だと思いますが、その査定が買取価格に与える影響はお店によって細かく変わってきます。

査定ポイントは様々にあるので、その小さな違いが積み重なることで、結果大きな値段差を生むということがあります。


少し脱線しますが、せっかくなので高く査定されるポイントについてご紹介したいと思います。

スマホの査定チェックポイント9項目



(1) 未使用品・新品か、中古か

 未使用品・新品については、通常の使用感のある中古品よりも買取値段はかなり高くなります。

 買ってからあまり使ってないスマホ、使用感の少ないスマホもそれに近い買取価格が付く場合があります。


 ※新品への買い替え間隔を短くして、使用感があまりない状態で使っていたスマホを売る。

 ※スマホケースやフィルムなどを使って、直接スマホに触れることをできるだけ減らし、使用感を抑える。


 ※お店によっては未開封品は買取を行わない場合や、販売証明書の提出を求める場合もあります(盗品の売買につながる危険性があるため)。




(2) スマホ自体の状態

 傷・汚れのチェック

 お預かりしたスマホの外観は細かくチェックしていきます。

 傷については、コネクターなどの接続部に多くつきやすいのですがそうした点も査定に影響します。

 また、汚れについてはもちろん査定時にある程度ふき取れるか試みますがそこで取れない汚れと判断された場合は査定に影響します。

 お持ち込みの前にスマホの外観はよくチェックしていただき、汚れがあればふき取りなどを行い可能な限り「きれいな状態で」お持ち込みされることをお勧めします。

 なお、水没判定については以前の「ケータイ」であればバッテリーを外すとチェックできるなどわかりやすい確認方法がありましたが、今はそうしたものがないので「水没しているから」というチェックはしなくなりました。もちろん防水性能自体が高いスマホもあるので、もし本当は水没させたことがあったとしても査定時に正しく動作するようであれば買取価格には影響しない、ということもあるようです。



(3) バッテリーの状態

 バッテリー残量(充電したときに最大100%としてどこまで充電できるか)というところはチェックポイントになっていましたが、現在のスマホは本体を開いてバッテリーの状態をチェックしたり、バッテリー残量を画面上でチェックすることが難しくなってきていることが多いので、可能な範囲でのチェックになります。

 また、バッテリー交換修理を行った端末についても現状は確認することが難しいので、本体を開いた形跡・キズがないか、という外観でのチェック及び専用コマンドが動く場合はそこも含めた確認を行います。

 もちろんケーブルを差しても充電できない、充電ケーブルを差したときに異常な発熱を起こすなど通常の状態とは異なる動作がある場合は細かくチェックして、状態を査定に反映させます。

 ※iPhoneではバッテリー残量をチェックする機能が復活する、という話(2022年8月時点)も出ています。もしそうなった場合はチェック対象となります。



(4) 人気の機種


当然ながら中古市場での「売れ筋」かどうかも値段に影響してきます。

iPhoneであれば新作のスペックや値段が、一世代・二世代前の端末の需要に大きな影響を与えます。

加えて、最近の円高もあってiPhoneに限らず海外の新作スマホはなかなか買いづらい状況にもあり、それが中古スマホ販売市場の活況につながり、値段を底上げしている状況もあります。



(5) キャリアによる値段差

あまり大きな差ではありませんが、キャリアを通して購入したスマホの場合、そのキャリアによって値段差が発生します。

どこが高くてどこだと安い、というのはあまり直接的にお伝えするのはよくない気もしますので、当店の買取価格表などをご参照いただき、ご理解いただければと思います。


(6) 分割購入か一括購入か


 キャリア・メーカーから分割購入をしてまだ支払いが残っている場合は買取査定に影響があります。もし買取の後支払いが滞ってしまうと、買い取ったスマホの通信機能が無効化されることになるためです。

 そうしたリスクがあることから、分割支払いが残っている場合は買取金額から所定額が減額されます。

 他社さんでは同様の場合に、お支払い金額の半額だけ渡して残りは分割払いが完了したことを確認してからのお支払い、というようにする(その分減額はなし)ところもあります。


(7) SIMロック解除


 スマホを通して通信するためにはSIMカード(もしくはeSIM)が必要になりますが、昔の機種はキャリアごとに、他のキャリアでは使えないようにする「SIMロック」というものがかけられており、その解除には厳しいルールが設定されていましたが、2019年からSIMロック解除の手続きが容易になっています。

 2021年からSIMロック自体廃止の方向になってはいますが、それ以前にキャリアで購入したスマホはSIMロックがかかっている場合があります。

 SIMロックがかかっているかどうかはそれだけで査定額に大きな開きが出ます。

 お店ではSIMロックの解除はできませんので、買取で持ち込む場合は事前にSIMロックがかかっていないか、かかっている場合には解除の手続きをぜひお取りいただきたいと思います。

 キャリア別SIMロック解除手続きの説明ページをご案内しておきます。

 docomo https://www.docomo.ne.jp/support/unlock_simcard/

 au https://www.au.com/support/service/mobile/procedure/simcard/unlock/

  ※2021年9月以前に発売されたスマホの場合、auショップでの手続きが必要です。

 SoftBank https://www.softbank.jp/mobile/support/usim/unlock_procedure/

 楽天 楽天で販売された端末は全てSIMフリーになっています。


 ※上記以外の格安SIMも上記のいずれかの回線を用いているためSIMロック解除方法はその使用している回線のキャリアの解除手順と同じになります。


(8) 備品・付属品


 USBケーブルやマニュアルなど、購入時に入っていたいわゆる備品・付属品については、まずはそろっているか不足しているかが査定に影響します。

 そのうえで、その状態も本体と比較するとあまり大きくはありませんが、価格に影響します。外箱が汚れている、角がつぶれている、マニュアルが破れている、シミができている、付属ケーブルが汚れている・使用感があるなどをチェックします。

 外箱については、中古品ではたまに、外箱に書いてあるシリアル番号と端末の番号が一致しない、ということがあります。もしそうした場合は外箱は「なし」判定になりますのでもし可能であれば買取店に持ち込む前にチェックしておくのもいいかもしれません。

 持ち込む前にはそうした備品類についても、可能な範囲できれいにしておくのが良いと思います。

 ※前述の通り、査定額にはあまり大きく影響するわけではないので可能な範囲でいいと思います。


(9) 技適の有無


 最近は海外の通販サイトを通して自分で海外スマホを購入する方も多くいらっしゃいます。

 そして、そうしたスマホを売りに来られることもあるのですが大きなポイントとして日本の技術基準に適合している印(技適マーク)がなければ買取ができない場合が多いです。

 日本で、キャリアや小売店経由で購入したスマホでは起こりえない問題ですが海外から購入したスマホには技適がついていない場合もあります。そうしたスマホは日本での利用は(主に通信を行う、という点において)大きく制限されていますので、可能であれば購入時に技適マークの有無については確認することをお勧めいたします。


おまけ

最近、スマホのコーティングサービスを多く目にするようになりました。全面をカバーすることができ、かつカバー・ケースをつけるよりも軽量で保護できるので結構利用される方も多いと思います。

こと買取に関して言うと、多くの場合、コーティングの際「初期フィルム」と呼ばれる購入した時点で貼られている画面フィルムを剥がすことになります。それは下取り査定時に金額への影響がありますので、もし「できるだけ高く売る」ことを考えてスマホを利用される場合は、コーティングサービスの利用は避けた方がいいかもしれません。



違いその2

買い取ったスマホの取り扱い方によって違う


買取を行うお店のほとんどは、買い取ったスマホをきちんと整備しなおして売ることで利益を得ています。売り方はお店によってさまざまで、直接自社で運営しているお店で中古品として販売するところもあれば、オークションなどで売る場合もあります。

売り方が違えば中古スマホにつく値段も変わってきます(例えば中古スマホの販売店を自社で運営している場合は店舗の維持費を加味した価格設定になります)。

そこからある程度の利益を得ようとすると自然と値段も変わってきます。



違いその3

中古スマホ市場の見方によって違う



中古スマホ市場については、様々な要因でお金に困った方が、例えばキャリア決済で新品のスマホを購入し、それを100%ではないにしてもある程度の値段で売ることでいわゆる現金化的に利用される方も決して少なくありません。そうした売買の流れが買取価格に影響してくるということもあります。


また、時々起こることとして、キャリアや小売店の都合で期間・台数限定がある場合が多いのですが大幅な安売りをされることがあります。

もちろんそのスマホが一定以上の性能であれば、中古市場では一定以上のニーズがあります。

そうすると、安く買って高く売る、ということができる場合もあります。

もちろん、同じスマホが中古市場に大量に出回れば買取価格は下がるので、一時的なものになりますが、そこを集中的に狙う「転売ヤー」的な売り方をされる方もいらっしゃいます。

そんな中、たまたま売りたいスマホがそういった層の持ち込むスマホと同じだと、買取価格は驚くほど安かったり、そもそも買取ができない、ということもあります。




さらに前述のように、買取にあたっては細かく様々なチェック項目があり、それらの査定方法・評価減額については買取店ごとのルールに基づくため、結果的に買取額に開きが出ることになります。


査定の詳細については、あまり各店で細かく公開はしていませんが、お店のホームページに行くと色々と買取時のチェックポイントについて言及しているページが見つかることもありますのでそうしたページを見つつ、今回書かせていただいた「買取時のチェックポイント」と照らし合わせていただければ、ある程度の「減額の想定」ができるかもしれません。




最後に

まずは問い合わせてみるのがおすすめです


スマホ買取ジャパンでは全国に展開している買取店全てで東京秋葉原での買取価格と同額での買取を実施しています。

新しいスマホに買い替えるとき、使わないスマホを断捨離したいとき、緊急で現金が必要になった時など、スマホを下取りに出そうと思ったらぜひスマホ買取ジャパンに御相談ください。

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