【 スマホ 下取り と 買取 】 メリット・デメリットをまとめてみた


使わないスマホを高く売れるのは下取り?買取?


 

 

本日はスマホ買取に関する知識で、「下取り」が高いのか、「買取」が高いのかを
比較した内容でお届けしたいと思います。

 

昨今、スマホを購入する際に「分割」で購入しているユーザーが大多数かと思われます。

基本48回払いの4年間でローンを組んでいるかと思いますが、その中で24回分割が終わった後
25回目以降の支払いに関しては、【端末の機種変更もしくは返却する】事で免除されるプランを
活用されている方も多いはずです。

24回の分割が終わったけど、機種変更や端末返却しないとなった場合、
25回目以降で再度残債の分割払いの手続きが自動で行われます。

もしくは、残債を一括で支払うという事が出来ます。

 

ここで、実際著者の私が思った事があります。

買い替えプログラムで下取りするのと、
一括返済して端末を買取に出すのはどっちが高く売れてお得なのか・・・???

 

今日はこの話題で、お届けいたします。

 

 

 

キャリアショップでのスマホ下取りについて




キャリアでスマホを下取りに出す場合の流れとして、端末をキャリアに直接
持ち込んで手続きを行う必要があります。

キャリアでの下取りでまず注意してほしいのは、【現金での買取ではない】という事です。

基本的に大手携帯キャリア3社である《docomo》《au》《Softbank》の3社とも自社ポイント制度を
用いて下取り金額をポイントで付与する形をとっています。

 

下取りに出す場合は、各社で決まった金額(ポイント)があります。
動作に問題なく、目立つ傷がない物に関しては、基本その決められた金額で下取りしてもらえます。

 

比較対象としてiPhone14Proの各社下取り金額(2023年10月11日現在)で比べてみました。

 

 

iPhone14Proの下取り金額


docomo下取り金額



 

au下取り金額



 

 

Softbank下取り金額



 

全体的にiPhone14Proで比較すると、正常な状態とそれ以外の状態での下取りでは
docomoの下取りは比較的高く設定しています。

特徴的なのはソフトバンクのみストレージ容量に関係なく一律の下取り金額になります。
docomoやauに関してはストレージ容量毎に下取り金額が決まっています。

auとSoftbankは良品ではない状態になると減額幅が大きいのも特徴です。

この金額は現在の下取り金額になるので、これが毎年新機種が出るたびに改変されますので要注意です。

 

ポイントの使用方法や付与される期間に関しては以下の通りです。

 
各キャリアの自社ポイントの使用方法



① 新規もしくは機種変更時に本体代から値引き

② ポイントで使用料やコンビニなどで買い物した際にポイントで支払う



ポイント付与される期間



店頭で下取りに場合》
 即日付与されます


《オンラインで下取り申し込みした場合》
 下取り完了するまで付与されません


 

更に、どんなスマホでも下取りできるという事ではありません。
それぞれキャリアでの下取りをする場合【下取り対象機種】のみに限定されています。
その対象にならないモデルの場合は下取りしてもらえません。

キャリアの下取り対象の一覧から消えてしまうと、下取り対象外となり、
ポイント付与されなくなり、端末購入代金から値引きという事も出来なくなります。
下取りに出す際は、キャリアショップのスタッフもしくはホームページをご確認ください。

 

 

キャリアで下取りのみ利用することは出来る?




 

買取店で売る場合は、端末のみ買い取ってもらえますが、
キャリアで下取りする場合は、「端末の購入が大前提」となります。

例を挙げてご説明します。



例)

新規契約:docomo
docomo回線で端末を購入

2年後
MNPでキャリア変更:au
au回線で端末を購入した

上記の内容だったとして、auでMNPしたが下取りは行わず、docomoに行って
下取りのみ利用することはルール上できません!

基本は機種変更する事が大前提になるので、下取りのみの利用は対象外です。

 

各社の下取りに関する条件を見てみましょう

 

《 docomoの場合 》




"docomoホームページから抜粋"

  • 携帯電話機などのご購入時に、iPhoneを下取りに出していただくこと

  • dポイントクラブ/ドコモビジネスプレミアクラブに加入されていること

  • 以下の下取り条件を満たす対象機種を下取りさせていただくこと※


※下取り条件

① ドコモが販売したiPhoneの場合、下取り申込みする自回線の機種購入履歴に登録されており、
その購入において不備・不正や機種購入代金の未払いがないこと

② 他社が販売したiPhoneの場合、以下条件を満たす必要があります
  ・下取り申込み機種が正規店で購入されたiPhoneであること

  ・新規契約(MNP含む)と同時に、ドコモのiPhone・iPad・スマートフォンやタブレット、
ドコモケータイをご購入いただき、下取りのお申込みをいただくこと

③ お客さまが下取り申込み機種の所有権を有していること


参考ホームページ:https://www.docomo.ne.jp/campaign_event/shitadori/


 

 

 

《 auの場合 》




”au公式ホームページから抜粋”

条件①
下取り対象機種からの機種変更でiPhone、auスマートフォン、auケータイもしくはauタブレットをご購入


条件②
今お使いの下取り対象機種が故障、水濡れがなく正常に動作すること




参考ホームページ:https://www.au.com/mobile/trade-in/


 

 

 

《 Softbankの場合 》




’’Softbank公式ホームページから抜粋’’

のりかえ、機種変更、新規(タブレットのみ)、機種購入のみのお客さまがお手持ちの機種を下取りに出すと、機種に応じた特典がもらえます。※2


※1 ケータイも対象。

※2 ソフトバンクで新しい指定機種を購入し、下取り対象機種の回収・査定を完了することが必要です。

※3 2023年9月13日(水)以降に iPhone 13 Pro Max 、または iPhone 14 Pro Max を下取りした場合の特典金額です。

※4 PayPayポイントは譲渡・出金ができません。


参考ホームページ:https://www.softbank.jp/mobile/campaigns/list/trade-in/

 

 

各社ホームページで公開している情報を簡潔に説明すると
【新規購入、又は、機種変更と同時に端末を購入する事】という内容が必ず盛り込まれています。

私自身も、アハモにMNPした際に、auで下取りプログラムを使おうと持ち込んでみましたが
下取り(返却)のみの利用は出来ませんでした。

安い機種を購入してもらえれば、残りの残債は免除されるとのことで、その日は持ち帰りました。

結局、下取りサービスを利用する場合は、必ず機種を購入しないといけないので、
分割払いで購入している場合は、半永久的に端末の支払いが発生するような形になります。

一括で購入して機種変すれば、支払う合計金額は安くなる可能性はありますが、
結局数万以上払わないといけないので、一旦下取りと買取に出すかを検討した方が無難です。

 

以上の内容から、メリットとデメリットを簡潔にまとめてみます。

 


メリット・キャリアで新規及び機種変更するならお得に購入できる

・ポイントで料金の支払いに使用できる

・キャリアでの下取り査定は基準が甘いので、通常通り使用できて目立つ傷が無ければ
掲載されている下取り金額で引き取ってもらえる


 

 
デメリット



・基本的に機種を購入前提での下取りになるので、下取りのみの利用は不可

・下取り金額は毎年改変されるので、古い機種は大きく値下がりやすい

・下取り対象機種以外は下取り不可

・下取りは現金で還元されない

・オンラインでの下取りの場合はポイント付与に時間がかかる

・端末に傷があると大幅に減額される


 

以上がメリット、デメリットを簡潔にまとめてみました。

端末を購入しない方は、下取りに出せませんので、買取ショップに持ち込みましょう。

 

 

 

スマホ買取について




 

ここまではキャリアショップで下取りした場合のお話でした。
ここからは買取ショップに持ち込んだ時のお話です。

 

どんなスマホでも買取できて即現金化できる




売りに来る理由としては、機種変更して使わなくなった・買ったけど不要になった等で
売りにくるユーザーがほとんどです。

スマホ買取のお店によってルールが多少違う所がありますが、根本的にはほぼ同じです。

スマホを買取に出す場合、端末だけ持ち込めば基本はどのショップでも買取可能です。
どこのキャリアでも関係なく、売ることが出来ます。

また、機種の分割払いが残っていても買取してもらえます。

買取してもらうと、現金払いで受け取れるのも魅力です。

更に、査定だけの利用でも無料で行ってくれるところが多く、
キャリアのように機種を購入しなくても気軽に利用できます。

 

 

ジャンクのスマホも下取りより高い




キャリアショップだと画面が割れている状態でも下取りしてくれますが減額が大きいですが

買取に出すと、モデルによってもバラバラですが、画面が割れてても、背面ガラスが割れていても
モデルによってはキャリアの下取りよりも高く買い取ってもらえます場合があります。

買取業者によっては、起動できない状態でも買取してもらうことも出来ます。

 

 

買取金額は市場の相場で決まる




買取店舗によって買取金額の相場が違います。
キャリアショップのように統一されているわけではありません。

市場の動向によって決まる物なので、日々買取金額は変動します。

ホームページ通りで買取してもらえる場合もありますが、基本その時の相場が
変動している事が多いので、まずは一度買取店舗に問い合わせした方が確実です。

また買取業者ごとでも安い高いがあるので、少なくても2~3社比較する必要があります。

 

 

 

機種によって買取金額はバラバラ




当然ですが機種ごとで買取金額がバラつきます。

例えば、iPhoneのように日本人が一番よく使うスマホであれば、古い機種でも
買取してもらえることが多いです。
キャリアの下取りよりも高く売れたなんてこともあります。

ですが、androidスマホの場合は、需要がiPhoneよりも少ないので、ハイエンドモデル以外の
ミドルクラスのモデルであれば買取金額は安くなる傾向にあります。

又、需要と供給で決まってくる物なので、あまり人気のないモデルは安くなりやすいです。

 

AppleではiPhoneが売れやすいように、androidスマホで売れやすいメーカーのスマホの方が
比較的高く買い取ってもらえる事が多いです。


androidスマホ人気シリーズ

例)GalaxySシリーズ・GalaxyZシリーズ・Googlepixel・Xperia1/5/10シリーズ等


 

上記のモデルは比較的高めに買い取ってもらいやすいシリーズです。
ゲーミングスマホでも、ハイエンドモデルは高く水準で買い取ってもらえる事があります。

 

 

いつまでに売ったら高く売れるのか




スマホを売る上で気を付けたいのは、いつまでに売ったら高く買い取ってもらえるのか?
という点です。

買取に出す際、発売してから概ね2年以内もモデルなら高く売れる場合が多いです。
ハイエンドモデルに関しては3年以内であれば比較的高く売れやすい傾向にあります。

androidも毎年新型が発売されますが、去年モデルのandroidでも人気のメーカーであれば
高い価格で買い取ってもらいやすいです。

ですが、2年以上経過しているモデルに関しては、比較的買取価値が下がりやすくなります。

 

iPhoneと違って、2年以上経過しているiPhoneでも売れやすく、買取強化を謳っている業者は
多数存在します。

 

ですが、androidになってくると2年経過した後になると価格の変動が大きくなります。
特にミドルシップクラスのスマホになると大きく値下がりになることも・・・・

iPhoneよりもandroidの方が賞味期限は早めに来るので、売る場合は機種変したら
すぐに売ることがオススメです

 

 

利用制限によって買取金額が変動する




スマホを新規もしくは機種変更した場合、一括で購入しているか、分割で購入しているかが
分かるものが「利用制限」です。

 

利用制限には大きく3つに分けられます。

 


利用制限〇:残債無し(一括購入)

利用制限△:残債あり(分割払い中)

利用制限☓:残債あり(滞納)


上記の3つに分類されます。

 

 
【利用制限〇】

残債が無い為、販売しやすく売れやすい為、買取金額が高くなります。
SIMロック解除されている端末であればより高く売ることが出来ます。

 

 
【利用制限△】

残債がまだ残っているので、買取店舗側では減額対象にしています。
△を〇にするには、残債を一括で支払えば〇にできます。△で売る場合と〇で売る場合を考えて売ることをオススメします。
又、SIMロック解除しておけば多少の増額は見込めるので必ず行っておきましょう。

 

利用制限が〇と△の場合の買取の特徴として
モデルによっては、価格差が数万以上変わるケースも珍しくありません。

又、店舗によっては利用制限△は買取不可にしている店舗もあるので、買取に出す前に
問い合わせてみることをオススメします。

 

 
【利用制限☓】

この状態は支払いが滞ってる状態で使用できない物になるので
買取店舗では買取不可にしている店舗が多いです。本来であれば、キャリアに返却しなければならない端末ですし、
そもそも利用が制限されているので、キャリアのSIMが使えません。(SIMロック解除されていた場合は別)

 

 

買取に出すには、利用制限が〇での買取金額を出している店舗も多いので、
しっかりホームページでチェックするか、電話などで問合せてみましょう。

売る際の基本は利用制限〇なので、残債がまだ残っている物を売る際は、残債を一括で支払って
〇の状態にしてから売るとキャリアの下取りよりも高くなるかもしれません。

 

 

SIMロックされているなら解除しておきましょう




iPhoneでいえば、iPhone13以降のiPhoneはSIMロックが無い為、購入時からSIMフリーの状態になっています。

ですが、それ以前(2021年以前)に関してはSIMロックされているので、買取に出す際は
このSIMロック解除されているかどうかで買取価格が変わります。

 

2021年以前に販売されている端末に関してのみになるので、数万変わるような大きな変動は
ありませんが、2000円~5000円程度総額になるケースがありますので、是非SIMロック解除を
やっておきましょう。

 

 

以上が買取についてのお話でした。

簡潔にメリットとデメリットをまとめます。

 

 


メリット・キャリアで下取りするよりも高い

・端末の購入の必要が無い

・傷や割れがあってもキャリアより高く買い取ってもらえる場合がある

・買い取ってもらえれば即現金化できる

・残債が残っていても高く売れる

・査定が無料なので他店と比較しやすい

どんなスマホでも買い取ってもらえる


 
デメリット

・買取店舗は多数存在するので比較する手間がかかる
・高く売るための作業に手間がかかる(SIMロック解除等)
・市場によって買取金額が変わる
・ハイエンドモデル以外は安くなりやすい
・残債が有無で減額がある





以上が買取についての内容です。

 

 

まとめ




如何でしたでしょうか?

以上がキャリア下取りと買取についてご説明させていただきました。

下取りプログラムに加入しているのであれば、旧端末の残債が免除されるので
下取りに出した方がお得なんじゃないかと思うかもしれません。

ですが、一旦残債を一括で支払って、機種変した後に、旧端末を買取店で売った方が
現金で受け取れるし、下取りよりも高くなる可能性があります。

少しでも高く処分したいという事であれば、多少の手間はかかりますが
買取店に持っていって査定してもらう事もオススメしますので、是非ご参考にしてください。

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